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スタッフブログ - インプラント

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みやかわデンタルクリニックの院長の宮川です。最近立て続けにお口全体が重症の虫歯になってしまっている患者さまから治療の相談を受ける事が重なりました。1本2本の虫歯であれば、それほど治療については悩まないで進めることができますが、あっちもこっちも抜歯が必要となってしまうぐらいの状態ですと、治療の選択肢が多数になるため、治療に取り掛かるまでに考える事がたくさん出てきてしまいます。


歯を失ってしまったとき、どの治療法を選ぶかは重要な決断です。インプラント、ブリッジ、入れ歯は、失った歯を補う一般的な方法ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。このブログでは、患者さまが自分に最適な選択肢を見つけられるよう、各治療法の特徴をわかりやすく解説します。それぞれのメリットとデメリットを比較し、どの治療法があなたの生活スタイルや予算に合うのかを考えてみましょう。

1. インプラント
インプラントは、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上にセラミックなどの人工歯を取り付ける治療法で、自分の歯のような見た目と機能を提供します。

📍メリット
自然な見た目と機能:インプラントは見た目が天然の歯に非常に近く、強い力で噛むことができるようになります。食事や会話で違和感が少ないです。
長期的な耐久性:定期的に適切なメンテナンスをすれば、10年以上、場合によっては一生持つこともあります。
隣の歯を削らない:ブリッジのように健康な隣の歯を削る必要がないため、残っている歯への負担が少ないです。
骨の健康を保つ:インプラントは顎の骨に刺激を与え、骨吸収(骨が減ってしまう現象)を防ぎます。

📍デメリット
高コスト:インプラントは1本あたり30~50万円程度と高額で、保険適用外です(一部のケースを除く)。
手術が必要:外科的な処置が必要で、治療が終わるまでに数か月かかることがあります。手術に対する不安やリスク(感染や神経損傷など)が伴います。
メンテナンスが必要:定期的なクリーニングやチェックが必要です。メンテナンスを怠ると歯周病に似た「インプラント周囲炎」になるリスクが上がります。
適応できない場合も:骨量が少ない場合や全身疾患(重度の糖尿病など)がある場合、治療が難しいことがあります。

💡こんな人におすすめ💡
🔵自然な見た目と噛み心地を重視する方
🔵長期的な投資として歯の健康を保ちたい方
🔵健康な隣の歯を削りたくない方

2. ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両側の健康な歯を削り、そこに橋(ブリッジ)のように人工歯を固定する治療法です。固定式なので取り外す必要はありません。

📍メリット
比較的短期間で治療完了:インプラントに比べ治療期間が短く、数週間で完了することが多いです。
自然な見た目:自費のセラミック製のブリッジは見た目が美しく、天然の歯に近い仕上がりになります。
噛む力の回復:入れ歯に比べ、しっかり噛めることが多く、食事の満足度が高いです。
コストがインプラントより安い:保険適用のブリッジなら数万円~、自費でもインプラントより費用を抑えられる場合があります。
手術不要:外科的処置が不要で、体への負担が少ないです。

📍デメリット
隣の歯を削る必要がある:健康な歯を削るため、将来的にその歯が弱ったり虫歯になるリスクがあります。
見た目が悪くなることがある:奥歯で設定される保険の銀歯のブリッジでは天然歯と比べて審美性は悪化します。
寿命が限定的:ブリッジの寿命は5~15年程度と言われており、インプラントと比較してトラブルが出る確率が高いです。
破損のリスク:強い力がかかるとブリッジや支える歯が欠けたり、壊れたりすることがあります。

💡こんな人におすすめ💡
🔵短期間で治療を終えたい方
🔵手術を避けたい方
🔵ある程度の見た目と機能を求めるが、予算を抑えたい方

3. 入れ歯
入れ歯は、失った歯を補うために取り外し可能な人工歯を使用する治療法です。部分入れ歯(一部の歯を補う)や総入れ歯(すべての歯を補う)があります。

📍メリット
コストが安い:保険適用の入れ歯なら数千円~数万円で作れます。自費の入れ歯でもインプラントやブリッジより安価な場合が多いです。
治療が簡単:手術や歯を削る必要がなく、比較的簡単に作製・調整できます。
適応範囲が広い:骨量や健康状態に関係なく、ほとんどの人が使用可能です。
取り外し可能:清掃が簡単で、必要に応じて取り外せます。
修理が容易:壊れた場合や歯を追加する場合、比較的簡単に修理や調整ができます。

📍デメリット
装着感の違和感:特に最初は異物感があり、慣れるまで時間がかかることがあります。
噛む力が弱い:入れ歯は歯茎に乗っているため、あまり硬いものを食べると歯茎が傷ついてしまうことがあり、インプラントやブリッジと比較してあまり強い力で噛めなくなります。
見た目の限界:部分入れ歯の場合、金属でできたバネの部分が目立ち、見た目がやや不自然になることがあります。
ズレや外れやすさ:部分入れ歯の場合、固定するためのバネが緩むとズレたり外れたりすることがあります。
骨吸収の進行:入れ歯は顎の骨に刺激を与えないため、骨が減ってしまうリスクがあります。

💡こんな人におすすめ💡
🔵低コストで治療を済ませたい方
🔵手術や歯を削ることに抵抗がある方
🔵多くの歯を失っていて、他の治療が難しい方

比較表


どの治療法を選ぶべき?
選択肢は患者さまの予算、健康状態、求める見た目や機能性によって異なります。

見た目と機能を最優先したい:長期的にお口の状態を改善したい場合、予算と健康状態が許せばインプラントが最適。
短期間で自然な仕上がりを求める:ブリッジは手術なしで見た目と機能を両立させたい方に適しています。
低コストで手軽に治療したい:入れ歯は費用を抑えたい方や手術を避けたい方に良い選択肢です。

インプラント、ブリッジ、入れ歯にはそれぞれ一長一短があります。インプラントは自然な見た目と耐久性に優れますが、コストと手術が必要です。ブリッジは短期間で自然な仕上がりを得られますが、隣の歯に負担がかかります。入れ歯は手軽で低コストですが、噛む力や見た目に限界があります。自分にとって何が大切か(見た目、コスト、治療期間など)を明確にし、信頼できる歯科医と相談して最適な選択をしてください。
もしさらに詳しい情報が必要な場合や、個別の質問があれば、ぜひご相談ください。

次回は6月5日に更新します!

▶️ インプラントについて詳しくはこちら

▶️ 重度の虫歯治療について詳しくはこちら

▶️入れ歯の治療について詳しくはこちら

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【監修者・執筆者/みやかわデンタルクリニック 院長 宮川宗久】
院長紹介ページはこちら

〜経歴〜
⚫︎1997年 東京歯科大学卒業 海上ビルデンタルクリニック(東京丸の内)勤務
⚫︎2002年 みやかわデンタルクリニック開設
・日本歯周病学会会員
・日本口腔インプラント学会会員
・日本審美歯科学会会員


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